コラム038:厳しい暑さの中で


夏季休業期間もあと少し。

熊本はずっと続いていた熱帯夜が24日で途絶え(観測史上最長),少しずつ暑さも和らいでいるのかなと感じています。

今年も例にもれず厳しい暑さでしたが,あまりに厳しい暑さを感じると,ついつい自分の幼少期の頃と比べてしまいます。

私が小学校の頃は,早起きして地域の公園に歩いて行って,6:30から始まるラジオ体操に参加し,首から下げてきたラジオ体操カードにスタンプを押してもらって爽やかな空気の中,家に帰って1日がスタート,みたいな感じでした。10:00までは外出しないという学校のルールがあったので宿題をして,そのあとは家でテレビを見たり,蝉を捕まえたり,地域の公園や友達の家で遊んだり。自転車でどこそこ行ってました。地域別に開放日が決まっている小学校のプールに行くこともありましたね。

夏休みの間は暑いんだけど,割と屋外で活動していた記憶があって。

中学・高校は,ずっと部活漬け。グラウンドにずっといたので,汗だくで,やっぱり屋外にずっといました。

そんな記憶が蘇りながら,最近の屋外を見てみると,人がいない感覚に陥ります。夏休みなのに,子供も誰もいない公園もよく見かけます。

幼少期の頃に比べ格段に暑くなってしまった気候。熱中症など,厳しい暑さの屋外を歩くのも厳しいほど。そりゃあ,外に出かけないよなぁ。厳しい暑さ,あとは新型コロナの影響もあって,街で見かける子供が減っているんだろうなぁとぼんやり思っていた時,この資料を見て,他にも要因があると思いました。

https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai2/sankou1.pdf

資料URL: https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/zensedai_hosyo/dai2/sankou1.pdf

これは,令和4年3月に内閣官房全世代型社会保障構築本部事務局というところが出した基礎資料集の中の1つで,国立社会保障・人口問題研究所の資料を基に作成されたもののようです。

自分が小さかったころ(1980-90年代)に比べ,今は14歳以下(棒グラフの黄緑)の割合はざっと3分の2ぐらいになっている…。そりゃ,見かける子供は減るよなと,というか,子供自体が減っているのか,と妙に納得してしまいました。そしてこれからも緩やかに子供の数は減っていく推測です。

このグラフ,よく見るといろいろ興味深いです。

人口全体は減少の一途をたどります。
65歳以上の人口(棒グラフのオレンジ)はあまり減りません。
15-64歳の人口(棒グラフの青:生産年齢人口)は今後かなり減っていく予測です。

約30年後の2050年,私はその頃オレンジの棒グラフに入る年齢ですが,生産年齢人口の割合が約5割…。支える側(働く人)と支えられる側が半分半分の世の中。

いろいろ考えさせられます。

いろいろなものを効率化,という最近の世の流れも,必然だよなと妙に納得します。

最近の夏休みは,街で子供をあまり見かけないよなぁとぼんやり思ったことがきっかけで,幼少期の思い出から,最終的には未来のことに思いをはせたコラムでした。

皆さんはこのグラフ,どう見るでしょうか。

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投稿者プロフィール

後藤匡敬
後藤匡敬
GOTOU, Masataka
熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭
熊本大学大学院教育学研究科教職実践開発専攻 特別支援教育実践高度化コース 非常勤講師(2020年度~)

★「Teach U」管理者
★モリサワUDフォント・エバンジェリスト
ロイロ認定ティーチャー
★科研費(奨励研究)2018,2019,2021,2023年度採択 研究代表者
★デジタル庁「good digital award 2022」教育部門優秀賞受賞

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