コラム020:アウトプットでプログラミング的思考を鍛える


PowerPointの教材を作成する中で,日々実感していることがあります。それは…

パワポ教材作成によって,プログラミング的思考が,いつの間にか鍛えられている

というもの。

元々は,自分一人で活用するために作っていたデジタル教材。
作る中で「継続性」を大事にして常に教材を作成してきました。
今風の言葉だと「持続可能」です。
もともと,何でも「もったいない」と思ってしまうので,「せっかく作るなら,また使えるものを」という精神を,ずっと持ち続けています。

最初は,「次に自分が使う時,使いやすいように」という思いで教材を作成していました。

やがて,「他の同僚が使いやすい,次年度の単元担当の先生が使いやすいように」という思いに。

今は,Teach Uで不特定多数の方に使っていただくことが増えたので,「初心者の方が使いやすいように」。

最近では,子どもたちが操作する教材という目線で「子どもたちが使いやすいように」教材を作成しています。

結局は,誰が使うのか,公開する相手に応じて教材設計を変えているのですが,
利用を想定する範囲が広がるほど,配慮すべき事項は増えていきました。
利用者目線で考えると,自然と「アウトプットの形」を強く意識するようになります。伝わるアウトプット。

Teach Uの教材にUDフォントを採用しているのも,そのあたりが影響しています。

どういったものをアウトプットするのか
を考えると,結果的にそれが
「伝わるアウトプットの形を考えるプロジェクト」のようなものになり,
そのプロジェクトを達成するために,あれこれ設計していくわけで,
これって,プログラミング的思考を使っているよね,と,ふと感じることがあります。
人に伝わるものを作る,というプロジェクト。

図で言うと,「水たまりに落ちずに最短ルートでゴールにたどり着く!」というようなプロジェクトがあったとすると,「旗」がゴールで,「水たまり」がそのプロジェクトに立ちはだかる壁のようなもの。

これを「使ってもらえるTeach Uのコンテンツを作る!」というプロジェクトに置き換えると,こんな感じでしょうか。

水たまりの数は他にもたくさんありそうですが…。「アウトプットの形」であるゴール地点の姿を描きながら模索し,できるだけ簡単にいくように作っています。

パワポ教材を作って発信したり,Facebookに投稿したり,ブログに書いたり…。
誰かに見られるアウトプットをする場合,
「相手に伝える」という目的を達成するには,自分の目線ではない,相手目線が必ず必要になります。
それが自然と,プログラミング的思考の場面を発生させているような感じがしています。
「こうした方が一番伝わって,トラブルなく使ってもらえそうだな」とか,
「一番無理せず,長続きする方法だな」とか,
あれこれ考えた結果を表現しています。

だから,アウトプットは大事。
アウトプットは,学び続ける一つの術である,そんな気もします。

ちなみに,フィードバックが加わると,リフレクションができて,さらに改善が進みます。

予測困難な未来に対応し続けるためには,自身も変化し続けることが必要で,そのためには,学び続けることが大事だと考えています。
自分はプログラミング教育を受けていないので,自分がプログラミング的思考を身につける学びをしていかないとなと。
Teach Uでの発信は,そこに自然と役立っているなと感じています。

「子ども」がアウトプット先になる教材作りは,自身のプログラミング的思考を鍛えるのに向いていると思います。

そのきっかけに,Teach Uのコンテンツが役立ってくれたらいいなぁ,と。

こういったこともPowerPointでできます

これ,すごいです。

PowerPointのアニメーションなどを使って表現された傑作。
こういう,今の自分にないものに触れたとき,ものすごく刺激をもらいます。

しくみがどうなっているのか,PowerPointのファイルが配布されていたので見ていましたが,分解すると,なるほど~!となりました。
やっぱり,見せ方だなぁ。
スライドペイン,という,スライド編集画面の範囲で何を表現するか。

Teach Uを使ってくださっている方に時々「元ファイルを見てなるほど~と思いました」と言われるのですが,自分がこのFUJIさんの作品を見た時と似たような感覚なのかなぁ,と思いました。分解して自分で気付く,というのも面白い学びですね。

研究発表会のお知らせ

今年度は勤務校の研究主任をしていますが,来年2月に研究発表会をします。

熊本大学教育学部附属特別支援学校 令和2年度第34回研究発表会
2021年2月13日(土)10:00-15:00
https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/kenkyu.html

熊本大学教育学部附属特別支援学校 令和2年度第34回研究発表会
2021年2月13日(土)10:00-15:00
https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/kenkyu.html

情報活用能力について,今年度から新たな研究がスタート。
試行錯誤の日々です。
情報活用能力の要素に含まれる「プログラミング的思考」。
ここにもアプローチできたらと考えています。

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投稿者プロフィール

後藤匡敬
後藤匡敬
GOTOU, Masataka
熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭
熊本大学大学院教育学研究科教職実践開発専攻
 特別支援教育実践高度化コース 非常勤講師(2020年度)

★「Teach U」管理者
★モリサワUDフォント・エバンジェリスト

★(公財)学習情報研究センター
 「2020年度学習デジタル教材コンクール」学情研賞
★(一社)日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)
 「ICT夢コンテスト2019」優良賞
★令和2年度 熊本大学教育活動表彰 グランプリ(一般表彰区分/共同受賞)
★科研費(奨励研究)2018,2019年度採択 研究代表者

#特別支援教育#ICT#ものづくり
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