コラム023:第34回 研究発表会の「ご案内」と「見どころ」


2021年2月13日(土)に,熊本大学教育学部附属特別支援学校 第34回 研究発表会をオンラインで開催します。

CM

申込はこちらのリンク先、赤いバナーより(急遽締め切る場合があります)

https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/

[2021年2月10日17:30追記 申込受付を終了しました]

「ご案内」と「見どころ」

Facebookのイベントの「ディスカッション」というところで,これまで紹介してきた情報を一挙,こちらに掲載します。

9:30~ 事前オープン

参加者用の特設ホームページの「Zoom参加は こちらを押してください」を押すと,Zoomが始まります。

10:00~10:30 開会・全体説明

研究全体についてお話しします。2020年2月27日,新型コロナウイルス感染拡大防止のための緊急事態宣言,臨時休校要請があり,その後,本校は臨時休校に入りました。子どもたちと会えない状況下で,私たちに何ができるのか。とにかくやってみよう,という思いで進めたものの一つにオンラインツールを中心とした「ICT活用」がありました。「ICT活用」をするうちに,学びに対するその可能性を多くの職員が実感していきました。その頃は,GIGAスクール構想が国から提言されていたこともありましたが,学びを一層充実させるために,これまでの教育実践の蓄積に「ICT」を組み合わせていくという動きが自然と生まれたように思います。「ICT活用」を進めると,一つの疑問が生まれます。「ICT活用と密接な関係にある『情報活用能力』を知的障がいの児童生徒にどのようにして育成していくとよいのか」これからの予測困難な未来社会を子どもたちが切り拓いていくには「情報活用能力」は非常に重要な資質・能力となる,そう考えて,知的障がいの児童生徒にとっての情報活用能力の育成を追求していくことにしました。取り組むうちに,見えてきたことがあります。そこをお伝えできたらと考えております。

10:30~11:30 講演

熊本大学の前田康裕先生をお迎えして,分かっているようで意外と分かっていない「情報活用能力」について,お話をしていただきます。昔と違い,今は情報があふれている時代であり,だれでも情報を発信できる時代であり,ICT機器も生活の中で当たり前の時代となっています。そんな時代の今,「情報活用能力」を育成する意義を改めて考えていければと思っております。

<休憩>

13:00~14:00 分科会

プログラミングツール「キュベット」を使った実践です。オリジナルの教材を用意して、子どもたち一人ひとりに合わせて試行錯誤できる環境をうまく設定した取組です。

タブレットの拡大機能(ピンチアウト)やロイロノート・スクールのペンツール(書き込み)、録音機能を使って生徒が表現したり、思考を視覚化することで共有や振り返りに活用したりした朗読の実践です。デジタルツールの強みを生かした内容です。

6月の学校再開後に間に合わせて一人一台端末が整った高等部。ソーシャルディスタンスを保ちながら、Zoomを使って端末の基本的な操作スキル等を学んでいきました。そうすると、他の教科等でも活用が進んだ、という報告です。

14:15~15:00 ポスター発表
(14:15前半/14:40後半)

「重度知的障がい児童におけるプログラミング的思考の基礎となる知識・技能の獲得」(二次案内のタイトルと変更あり)

情報活用能力育成に至る「前段階」の学習。プログラミング的思考の基礎となる知識・技能の獲得について二人の児童のエピソードをもとに考えていきます。

動画を見ること以外に目的の情報を集める方法を身につけた児童の事例報告です。また、他者からのアドバイスを情報に基づいて受け入れる姿が見られた実践です。小学部では、課題解決ミーティングという学部内の話し合いを通して、この子にとって身につけてほしい情報活用能力を描いてから実践を進めています。

本人の強みをICTを活用することで生かし,学習効果の最大化をねらった実践です。本人も楽しみながら取り組むことができました。また,ご家庭とロイロノートで連携し,学校での学習状況の共有化を図った取組です。

臨時休校中の運動不足解消をねらい,子どもたちに馴染みなる先生が馴染みのある運動をYouTubeで配信した取組です。学校再開後は,引き続き「動画を視聴しながら運動をする」活動を重ね,家庭での運動や余暇活動へのつながりの可能性も感じるようになりました。

タップやピンチアウト等,ICTの基本操作を覚えた生徒が,授業で学んだ「QRコードの読み込み」の技を使ってQRコードを介して,好きなサッカーチームの情報へアクセスし,その後自分でQRコードを生成する方法を学んで,QRコードで発信する姿に結びついた事例です。

「情報活用能力の育成を目指した教科等横断的な学習の実践(各教科等×NIE×ICT)」※タイトルが変更になっています。

特設「ICT」の授業で身につけたICT機器の基礎的な操作スキルを基に,国語や音楽,総合的な探求の時間を共通のテーマでつないで学んだ実践です。地元新聞社と連携したNIE(Newspaper In Education)の取組や,昨年夏の球磨川氾濫の被災地の方とZoomで結んだ実践,音楽の授業でGarage Bandを使った表現等をご紹介します。

家庭科の問題解決的な学習過程の中でICTを活用し,実践力を高めたIくんの事例です。「ICT」の授業で学習したタブレットの操作スキル等によって,表現方法が広がりました。家庭科の「消費行動と意思決定」に焦点を当てた取組で,NHK for schoolを活用し,動画と似た場面を学習課題として設定しています。夏季休業期間中は,ロイロノート・スクールを使い,教師とやりとりしながら学習課題に取り組みました。

手軽に操作や表現ができるタブレットの利点をうまく生かし,思考を整理して自分の主体的な行動につなげる姿が見られたYくんの事例です。ICTを活用し情報を視覚化したことや,文字入力の際の予測変換機能によって本人のつまずきの部分をICTでうまく和らげたことが,自分で行動や表現をする姿につながりました。

今年度本校が採択された「熊本大学アマビエ研究推進事業」に関する報告です。「くまだいFuToKu」の“チームFTK”が新型コロナウィルスに対してどう立ち向かったのか,教育情報化を軸に発表します。 Zoomを使った学びを日常的に展開してきたことが「学校にいる子」と「自宅にいる子」同時に学びを確保することへと結び付いたこと,教育情報化により,ペーパーレス化や教員のICT活用指導力が全般的に向上したこと等をご紹介します。

最後,事後アンケートがあります(メールでもお送りします)

研究報告のみのご紹介

他,2本あります。資料を特設ホームページよりダウンロードできます。

以上,紹介でした。

はじめてのオンライン開催ということで,行き届かない部分もあるかと思いますが,どうぞあたたかい目で見ていただけるとありがたいです。

Teach Uの更新,教材の追加も,滞っていてすみません…。研究発表会が終わりましたら,また再開するつもりです。

どうぞよろしくお願いします。

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投稿者プロフィール

後藤匡敬
後藤匡敬
GOTOU, Masataka
熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭
熊本大学大学院教育学研究科教職実践開発専攻
 特別支援教育実践高度化コース 非常勤講師(2020年度)

★「Teach U」管理者
★モリサワUDフォント・エバンジェリスト

★(公財)学習情報研究センター
 「2020年度学習デジタル教材コンクール」学情研賞
★(一社)日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)
 「ICT夢コンテスト2019」優良賞
★令和2年度 熊本大学教育活動表彰 グランプリ(一般表彰区分/共同受賞)
★科研費(奨励研究)2018,2019年度採択 研究代表者

#特別支援教育#ICT#ものづくり
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