書籍「新時代を生きる力を育む 知的・発達障害のある子のウェルビーイング教育・支援実践」に実践が掲載されました
先日,こちらでご紹介した書籍(注文書付き事前チラシも公開中↓)。
ジアース教育新社さんより8/23(Amazonでは8/31)に発売された書籍「新時代を生きる力を育む 知的・発達障害のある子のウェルビーイング教育・支援実践」(西村健一,水内豊和 編著)に実践が掲載されました。
ジアース教育新社とAmazonで目次等,詳細が公開されています。
今回提供した実践は,
第2部 ウェルビーイングを高める指導・支援を実践しよう!
事例1 時間感覚の体感を重ねて,タイムマネジメントの基礎づくり p.55-58
事例4 YouTube動画の視聴で運動不足解消!余暇にもつながる動画利用運動 神代博晋・後藤匡敬 p.67-70
事例8 正しい姿勢を意識してタブレットを使おう p.72-75
第3部 ウェルビーイングを支える活動と連携しよう!
事例13 在学中,一人一台端末時代ではなかった卒業生にもデジタルリテラシーを丁寧に学ぶ機会を 後藤匡敬・古里王明 p.158-162
の4事例です。
目次は以下に引用を載せておりますが,他の教育関係の書籍ではあまり見られない,多種多様な執筆陣なので,今から読むのが楽しみです。知的・発達障害のある子のウェルビーイングに関心のある方,お読みいただけましたら幸いです。
目次
https://www.kyoikushinsha.co.jp/book/0664/index.html
第1部 ウェルビーイングについて知ろう!
第1章 知的・発達障害のある子のウェルビーイング
(島根県立大学人間文化学部 教授 西村 健一)
1.ウェルビーイングの定義
2.「VUCA」時代の教育
3.知的・発達障害のある人のウェルビーイング
第2章 ウェルビーイングと教育振興基本計画
(西村 健一)
1.変化の激しい時代
2.今後の教育の方向性 ~教育振興基本計画~
3.本書と教育振興基本計画
4.まとめ
第3章 運動発達と知的・発達障害
(西村 健一)
1.社会参加とウェルビーイング
2.運動を共にする困難さ
3.周りの人と一緒に活動をするために
~ユニバーサル柔道アカデミー島根の実践から~
4.まとめ ~運動を共有するために~
第4章 知的・発達障害のある人におけるアクティブライフに求められる支援
(筑波大学体育系 准教授 澤江 幸則/アスペ・エルデの会 杉山 文乃)
1.知的・発達障害の若者の生涯スポーツの現状
2.取り組み事例
3.アクティブライフを支えるための支援
第5章 余暇の重要性とその支援
(島根県立大学人間文化学部 准教授 水内 豊和)
1.余暇とウェルビーイング
2.余暇を支援するとは
3.余暇の促進要因、阻害要因
4.余暇を支える際に気をつけること
第6章 ウェルビーイングの状態把握と支援
(水内 豊和)
1.ウェルビーイングの把握要性
2.ウェルビーイングたる状態とはどういうことか
3.ウェルビーイングと関係する概念とその評価
4.知的・発達障害児者におけるウェルビーイングの把握・評価
5.ウェルビーイングを「支援する」とは
第7章 我が国における障害者スポーツにおける動きについて
~国の動きを中心に~
(スポーツ庁 スポーツ戦略官(併)健康スポーツ課 障害者スポーツ振興室長 佐々木 邦彦)
1.我が国における障害者スポーツの黎明期
~1964年の東京五輪と国際身体障害者スポーツ大会~
2.全国身体障害者スポーツ大会の開催と全国知的障害者スポーツ大会
(ゆうあいピック)の開催、全国障害者スポーツ大会への統合
3.スポーツ基本法、スポーツ基本計画の策定
4.障害者スポーツ行政の厚生労働省からの移管とスポーツ庁の発足
5.東京大会の開催決定とレガシーの創出に向けた様々な動き、
第二期スポーツ基本計画の策定と障害者スポーツの拡大
6.障害者施策をめぐる国の動きに合わせた動き
7.新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響と東京2020パラリンピック競技大会の開催
8.コロナ禍からの回復、第三期スポーツ基本計画と高橋プランの策定
~ユニバーサルスポーツの推進などオリパラのレガシーの継承・発展に向けて~
第8章 地域の余暇リソースの活用
(西村 健一)
1.「3C「夢」club」について
2.花子さんの物語
3.3C「夢」clubを対象とした調査研究
4.ウェルビーイングを大切にする地域づくり
第2部 ウェルビーイングを高める指導・支援を実践しよう!
事例1 時間感覚の体感を重ねて、タイムマネジメントの基礎づくり
(熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭 後藤 匡敬)
事例2 ARアプリで体を動かそう
(茨城県立協和特別支援学校 教諭・小学部主事 藤田 武士)
事例3 隙間時間でちょこっとできる運動遊び
(藤田 武士)
事例4 YouTobe動画の視聴で運動不足解消!
余暇にもつながる動画利用運動
(元 熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭 神代 博晋/後藤 匡敬)
事例5 つい身体を動かしたくなる!走ると音が鳴る面白いサーキット
(埼玉県立本庄特別支援学校 教諭 関口 あさか)
事例6 少しの筋肉の動きだけでスマホやタブレットのゲームを楽しもう!
(関口 あさか)
事例7 未来の素敵な自分を目指す道徳の実践
(香川県立香川中部支援学校 教諭 越智 早智)
事例8 正しい姿勢を意識してタブレットを使おう
(後藤 匡敬)
事例9 味噌作りを通した健康的な食生活への取り組み
~地域の味噌屋との連携を通して~
(旭川市立大学経済学部 助教(元 富山大学教育学部附属特別支援学校 教諭) 山崎 智仁)
事例10 困ったことを5Wと感情の数値化で整理して解決策を見つけよう!
(関口 あさか)
事例11 マインドフルネスで怒りと不安の感情を手放してみよう!
(関口 あさか)
事例12 イライラさんをひとまずしまっておこう!
(関口 あさか)
事例13 卒業後に暮らしてみたい部屋をデザインしてみよう
(東京都立あきる野学園(元 東京都立青峰学園)教諭 菱 真衣)
事例14 様々な支払い方法を体験しよう
(菱 真衣)
事例15 インターネットスーパーで買い物をして、調理を依頼しよう
(菱 真衣)
事例16 伝わる経験から、伝えたい気持ちを広げる
(筑波大学附属桐が丘特別支援学校 教諭 和久田 高之)
事例17 米・野菜作りを通した食への関心の高まり
~交流及び共同学習の取り組みから~
(山崎 智仁)
第3部 ウェルビーイングを支える活動と連携しよう!
事例1 「しゅみの時間」は誰もがホッとできる時間
(宇都宮大学共同教育学部 助教 齋藤 大地)
事例2 卒業後の生活に向けた健康管理への支援
(富山大学教育学部附属特別支援学校 養護教諭 窪田 友香里)
事例3 食に関する関心を高める指導
~その日の給食についての動画配信を通して~
(富山大学教育学部附属特別支援学校 栄養教諭 伊藤 志織)
事例4 食事指導に活用できる動画の作成と配信を通して
(伊藤 志織)
事例5 知ろう! 守ろう! こころとからだ
(横浜市立矢部小学校 知的障害学級担任 門脇 絵美)
事例6 パラリンピック出場を夢見て
(埼玉県立本庄特別支援学校 教諭 樋口 進太郎)
事例7 「全員に金メダル」~多様性に溢れた水泳発表会~
(一般社団法人日本障がい者スイミング協会 代表理事 酒井 泰葉)
事例8 日本発達支援サッカー協会の取り組み
~サッカーによる療育的実践アプローチ~
(一般社団法人日本発達支援サッカー協会(JDSFA)代表理事 杉岡 英明)
事例9 全国の発達凸凹の子どもに運動を届ける活動
~NPO法人judo3.0の取り組みを通して~
(NPO法人judo3.0 代表理事 酒井 重義)
事例10 茨城県サッカー協会インクルーシブ委員会の取り組み
(公益財団法人茨城県サッカー協会インクルーシブ委員会 副委員長 藤田 武士)
事例11 発達の特性に配慮したゆるゆる大運動会
(ヴィスト株式会社ヴィストカレッジ ディレクター・富山県放デイゆるゆる大運動会 実行委員長 林原 洋二郎)
事例12 「 ダウン症児の赤ちゃん体操」と親の会「なないろビーンズ」の活動
(金沢医科大学病院看護部 保健師・日本ダウン症療育研究会 認定体操指導員 髙瀬 悦子)
事例13 在学中、一人一台端末時代ではなかった卒業生にもリテラシーを丁寧に学ぶ機会を
(熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭 後藤 匡敬・古里 王明)
事例14 障害が重くても楽しめるeスポーツ大会
(和久田 高之)
事例15 知的障害者の余暇としてのスポーツクライミングの可能性
(齋藤 大地)
事例16 教習所における免許取得支援「つばさプラン」
(株式会社鹿沼自動車教習所 つばさプラン担当主幹 佐藤 みゆき)
事例17 知的障がい者の大学教育を目指して
~社会的自立への移行期としての学び~
(一般社団法人エル・チャレンジ L’s College おおさか 校長 辻 行雄)
コラム 「アート」を仕事にする
(アーツカウンシルしずおか チーフプログラム・ディレクター 櫛野 展正)
ISBN : 978-4-86371-664-3
判型/頁 : B5判/208頁
発売日 : 2023年8月23日発売
定価 : 2,530円(2,300+税)