塚本研究室の学生がPowerPoint多機能ボタン「マクロボタン」を開発しました
日頃より,Teach Uをお使いいただき,ありがとうございます。
この「Teach U」ですが,私の出身学科である「熊本大学教育学部技術科」の協力を得て運用しております。ちなみに所属していたゼミは「塚本研究室」です。
塚本研究室の学生の卒業論文・修士論文へのアドバイスを7,8年やっていますが,最近は,Teach Uのコンテンツを開発する研究を一緒にしています。
今回,塚本研究室・院生2年の林竜也さん(2020年度)が「PowerPointのマクロ機能を使った教材『マクロボタン』」を開発されました。
林さんによりますと,「マクロとは,アプリケーションソフトの操作を自動化する機能の一つで,一般的にはエクセルで多く利用されています」とのことです。それをPowerPointに実装したのが,今回の開発教材です。
マクロボタンについてはこちら↓
「マクロ」と聞いただけで「ん?何それ?」となるかもしれません。
今回林さんが開発されたものをざっくり言いますと,
- 「PowerPointで作った自動アニメーションを好きなタイミングで一時停止・再開できる」マクロボタン
- 「PowerPointで作った自動アニメーションをもう一度再生できる」マクロボタン
- 「PowerPoint上に,電子黒板のようなペンや消しゴム機能を付けることができる」マクロボタン
です。林さんが開発した「マクロボタン」を使うと,これらがPowerPointのスライドショー再生中に実行できるようになります。
また,「マクロボタン」を動かすためには,まずパソコンのPowerPointが必要です。林さんがいろいろ説明の投稿を作っていますが,それらは全てWindowsのパソコンでの操作になりますのでご了承ください。そして,ちょっとした前準備が必要です。そのことの説明書きが以下にしてあります。
また,「マクロボタン」は,そのデザインをカスタマイズすることができます。その方法はこちら↓
以下,「マクロボタン」の機能についてです。
これらを使ってみた!という方に,ぜひアンケート調査の協力をお願いできたらと思います↓
「マクロボタン」ということで,ちょっとハードルが高いかもしれませんが,塚本研究室の後輩・林さんの修士論文にご協力をお願いいたします。
PPTMファイルについて~マクロ機能についての留意点~
ちなみに,PowerPointのマクロ機能は,現時点ではパソコンでしか使えません。なので,iPadやAndroid端末では動きません。
PowerPointファイルの通常の拡張子は[PowerPointプレゼンテーション(.pptx)]で,Teach Uの教材は大抵これです。
今回,林さんが開発したものは[PowerPoint マクロ有効プレゼンテーション(.pptm)]です。PPTMファイルと呼ばれます。
以下のサイトには,PPTMファイルについてこう書かれています。
「PPTMファイルは、Mac OS, Windowsを実行しているデバイスで使用可能なソフトウェアアプリケーションによってサポートされています」
https://www.file-extension.info/ja/format/pptm
林さんといえば
実は彼が学部4年生の頃に,以下の理科教材を教材を開発してくれています。