【深掘り】熊本大学教育学部附属特別支援学校第36回研究発表会(2023年2月12日(日)開催)


熊本大学教育学部附属特別支援学校の研究主任を務めて3年となります。

この3年は新型コロナウイルスとの3年間でした。2/12(日)に開催する第36回研究発表会は,コロナ禍で進めた3年間の研究の集大成となる会です。

申込締切は2/8(水),間もなく終了します。

今回はまだご案内していない情報を含め,ちょっとだけこの研究発表会について深掘りしてみます。

CM

CMを作りました。1分ほどの内容です。登場する65枚の写真では,子どもたちが情報に触れ,情報を活用している姿たくさん出てきます。どういうシーンなのか,写真から想像してみるのも面白いと思います。

参加申込

参加申込はこちらのリンク先からお願いします。

https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/kenkyu.html

ボタンを押すと,Googleフォームの回答が始まりますので最後まで回答いただき,最後に「送信」を押してください。

メールアドレスが必要です。

2/12(日)当日の流れ

このようなスケジュールになっています

2月上旬(9日ごろになりそうです)に,申込時に回答いただいたメールアドレスに,研究発表会参加情報を記載したメールを送信します。

9:15 開会

1日の流れなど説明します。

9:30 全体会

研究主任(私)が,研究テーマ「情報活用能力を発揮して未来社会を切り拓く知的障がいのある児童生徒の育成」について,研究概要をお話しします。情報活用能力は,単なるタブレットを操作する能力ではありません。

10:20 分科会・指導助言

3つのブレイクアウトルームに分かれて行います。それぞれ学部研究の説明と併せ,以下のテーマで報告します。

小学部は「情報活用能力で貫く算数の授業づくり 問題解決を実現するための情報活用能力とは? 情報活用能力を育成・発揮するカリキュラムとは?」

中学部は「理科の学習における情報活用能力の育成~整理・比較に焦点を当てて~」

高等部は「情報活用能力の視点からの授業改善~作業活動を通して学ぶ職業科「班別作業」の実践~」

というテーマです。情報活用能力という授業づくりの視点で,算数だけでなく様々な学習場面ともつないでいった小学部。知的障害特別支援学校ではあまり見ない「理科」をテーマにした研究授業,そして情報活用能力の中でも整理と比較に絞ってアプローチした中学部。従来の作業活動とは異なる視点で新しい授業作りにチャレンジした高等部。どれも面白いテーマです。

1時間半ほど休憩をはさみ,12:50から午後のブレイクアウトルームについて説明します。

13:00 実践発表

9つのブレイクアウトルームに分かれて,子ども1人1人にフォーカスして取り組んだ実践の発表をします(9は,調査報告です)。発表テーマは変更の場合があります。

発表番号1 自閉症児の自ら伝える力を育むための実践~問題発見・解決の基礎となる”発信力”~
発表番号2 課題解決に向けて自ら発信や伝達に取り組む児童の育成~プログラミング学習×教科別の指導を通して~
発表番号3 情報活用能力の視点での課題の把握と取組~整理・比較を中心に据えて~
発表番号4 情報を整理して生活に生かすための「日常生活の指導」の実践~視点をもって分類する活動を通して~
発表番号5 学んだことを生かして情報発信する生徒の育成~情報の授業を軸に学び続けた3年間の軌跡~
発表番号6 自らの課題に気付き,考え,解決のために試行錯誤する力の育成
発表番号7 情報を自身の課題として捉え,技能の獲得につなげたS君
発表番号8 H君が情報を整理し,自ら解決する姿を目指して
発表番号9 情報活用能力の視点で見た卒業生の姿から

14:00 全体講演

茨城大学の小林祐紀先生をお招きした全体講演があります。小林先生は,3年間の研究後半で特に活用した日本教育情報化振興会の「情報活用能力ベーシック」を開発された先生のおひとりで,昨夏に校内研修でお話をしていただき,大変好評だった内容を,ぎゅっと45分に詰め込んでお話ししていただくことになっています。演題は案内チラシから変更があり,「未来を創る力を育むー重視される探究的な学びと情報活用能力ー」となっています。

14:45 パネルディスカッション

3年目の全体講演者である小林先生と,1年目の全体講演者の熊本大学特任教授・前田康裕先生,2年目の全体講演者の熊本大学教授・菊池哲平先生にお話に加わっていただき,「未来を創る力を育むー重視される探究的な学びと情報活用能力ー」について,3人の視点からお話しいただく予定です。

15:45 終了

アンケートの回答がありますのでご協力お願いします。

アーカイブ配信も後日行います。

FAQ(よくある質問)

お問い合わせのあった質問について,こちらでお答えしています。新しいものはこちらのページの下方のボタンから募集していて,回答もこちらのページに追記していきますので,ご確認ください。

https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/kenkyu-faq.html

Q1.参加者向け特設ホームページはいつ掲載されますか?
2月上旬開設予定です。特設ページの閲覧方法については,特設ページ開設前(2月上旬)に参加申込時にご登録いただいたメールアドレス宛にご案内をお送りいたします。登録いただいたメールアドレスについて,「@google.com」及び「@educ.kumamoto-u.ac.jp」からメールが受信できる状態にしておいてください。
Q2.参加申込締切はいつですか?
2023年2月8日(水)です。尚,申込多数の場合は,早めに締め切らせていただく場合があることをご了承ください。
Q3.申込受付はどうすればいいですか?
本校ホームページに掲載中の「参加申込はこちら」(このページに下部にも掲載)よりお申し込みください。それ以外の方法でのお申込は受け付けておりませんので,ご了承ください。
Q4.開催当日に急遽参加できなくなった場合はどうすればよいですか?また,途中参加や途中退室等してもよいですか?
開催当日に急用等により参加ができなくなった場合の欠席や,研究発表会の途中での参加・退室等の際のご連絡の必要はありません。
Q5.申込は個々で行うようになっていますが,1つの学校で複数人が申し込む場合,Zoomでの参加の仕方は学校で1つですか?それとも,個別参加でもいいですか?
個別参加で構いません。個別で参加すると,分科会やポスター発表を,好きなタイミングで個別で切り替えて参加することができます。
Q6.当日,申し込みの際に希望していなかった分科会や実践発表に参加することは可能でしょうか。
可能です。参加されたい発表のZoomミーティングやブレイクアウトルームにご参加ください。
Q7.昨年のoViceでの交流のような場は設けられますか。
今年度は交流の場は設けておりません。当日のZoomのチャット等をご活用ください。
Q8.アーカイブ配信は、全分科会、全実践発表の視聴が可能でしょうか。
研究発表会終了後,2月中旬を目途にアーカイブ配信を開始予定ですので視聴可能です。但し,Zoomの接続やレコーディング時のトラブルのため,一部アーカイブ配信ができない可能性はありますことを予めご了承ください。
Q9.当日,リアルタイムでの参加が難しく,アーカイブ配信のみの申し込みになりますがよろしいでしょうか。
構いません。当日のリアルタイム参加のみ,アーカイブ配信視聴のみ,どちらの参加形態でも可能です。
Q10.実践発表を複数選択しましたが、どのように参加するかたちになるのでしょうか。
午後の実践発表はZoomのブレイクアウトルームを使用する予定です。ご自身のタイミングで参加したいブレイクアウトルームを選択し,自由に参加いただけます。
Q11.海外からの参加です。時差の都合上,一部の参加となりますが,可能でしょうか。
可能です。後日,アーカイブ配信を行いますので,どうぞご視聴ください。
Q12.研究発表会の参加は初めてなのですが、研究発表会中にZoomにてこちらから発言することは可能なのでしょうか。
Zoomで発言を求める際は,本校の職員やサポートスタッフから呼びかけがありますので,その際に指示に従ってご発言ください。
Q13.今回自宅にてリモートで出席します。当日のカメラは常時ONにしなければならないのでしょうか?
当日はカメラOFFでご参加いただいて大丈夫です。会の流れの途中で,ご質問やご発言をいただく場合は,本校からカメラONのお願いをすることがあるかもしれません。

今回は海外からも参加があります。時差については,質問を受けて「なるほど」と納得しました。アーカイブ配信を予定してよかったです。

申込締切は2/8(水),間もなく終了します。ぜひぜひ,お申し込みください。

お申込はこちらから↓

https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/kenkyu.html

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投稿者プロフィール

後藤匡敬
後藤匡敬
GOTOU, Masataka
熊本大学教育学部附属特別支援学校 教諭
熊本大学大学院教育学研究科教職実践開発専攻 特別支援教育実践高度化コース 非常勤講師(2020年度~)

★「Teach U」管理者
★モリサワUDフォント・エバンジェリスト
ロイロ認定ティーチャー
★科研費(奨励研究)2018,2019,2021,2023年度採択 研究代表者
★デジタル庁「good digital award 2022」教育部門優秀賞受賞

#特別支援教育#ICT#ものづくり
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