【ご案内】熊本大学教育学部附属特別支援学校 第34回研究発表会(2021年2月13日(土)開催)
勤務校である熊本大学教育学部附属特別支援学校の第34回研究発表会が2021年2月13日(土)開催に開催されます。
↓この度,勤務校HPにて申込受付を開始いたしました。
https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/
今年度は,オンライン開催です。研究テーマは…
「情報活用能力を発揮して未来社会を切り拓く知的障がいのある児童生徒の育成」
今年度スタートの研究です。
全体説明の後,熊本大学教職大学院准教授・前田康裕先生に「未来社会を切り拓く情報活用能力の育成とICT教育」という演題でご講演いただきます。
午後からは各学部による分科会,ご講演の前田先生に加え,熊本大学の塚本光夫教授,八幡彩子教授,菊池哲平准教授,本吉大介准教授にそれぞれご助言いただきます。その後,事例研究に関するポスター発表です。
勤務校の教室には大型液晶テレビがあり,子どもたちはその画面を介して学んでいます。先生たちは,ノートPCを使って授業準備をし,教室の画面を使って授業をすることが多いです。タブレット端末が各教室に数台あり,職員は持っている人と持っていない人がいます。…これは,昨年度までの姿です。
今年度はコロナ禍による臨時休校でスタート。6月の学校再開までに,大急ぎで職員用のタブレット端末を揃え,高等部は一足先に生徒用タブレット端末を揃えました。教室内に,一気に「画面」が増えました。オンライン会議アプリを使い,物理的距離を保ちながら,教室間やそれ以外とつなぐ学習も,日常の姿になりました。授業準備の形が変わってきました。様々な学習において通信可能なタブレット端末を活用する機会が増え,学びの形に変容が生まれています。
文部科学省がGIGAスクール構想により「一人一台端末」と「高速通信接続」が近々実現する流れで世の中は動いています。元々,社会はすでにそのような社会になっています。卒業した子どもたちは,多くの端末に囲まれた未来社会を生きていくことになります。
今,何ができるのか。
予測困難な未来の到来を個々が肌で感じている今,情報活用能力の育成の重要性を強く感じています。知的障がいの子どもたち対象の学校ですが,子どもたちだけでなく,私たち自身の情報活用能力の向上の必要性も感じています。子どもたち自身がICT機器を自分を支えるツールとして活用する。そのためには,「画面」から学び取る力が求められ,その学び取り方を丁寧に教えていかなくては,と考えます。その先に,情報活用能力を発揮して生き生きと輝くクリエイティブな姿が待っているのではないか。
一緒に,未来への学びについて,考えてみませんか。たくさんのご参加,お待ちしております。
※申込締切 2021年1月29日(金)
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