コラム024:オンライン授業を意識したコラムや教材のまとめ
ここにきて,オンライン授業のニーズの高まりを少しずつ感じる場面が増えています。
これまで,コロナ禍における試行錯誤を,コラムとして記録を残していたので,改めて,1年前を振り返っているところです。
2020年の臨時休校の記録/学校再開後の記録
コラム013によると,1年前(2020年)は3月から臨時休校に入り,休校がGW明けまで延長,そして5月末まで臨時休校期間が再延長した時期でした。この頃は,Zoom朝の会が定着していった時期でした。
子どもたちに対する「やりたくてもできない」もどかしい気持ちから,「これで何かできる」という前向きな気持ちへと移っていった
コラム014:臨時休校の記録(2020年度4月期) https://musashi.educ.kumamoto-u.ac.jp/column-14/
そんな時期だったようです。心情など,結構忘れていたので,記録していてよかったです。1年前の自分,ありがとう。
コラムでは,臨時休校期と学校再開後の様子や当時の心情などを綴っています。よかったら,当時のそれぞれのことを思い返しながら,読んでみてください。
オンラインでの利用を意識した教材作り
オンラインの授業にチャレンジする中で,オンラインでの利用を意識した教材をいくつか作っていたので,ご紹介します。
オンラインでは,話し手と聞き手を画面でつなぎます。つないだ画面に映る情報を共有する際,工夫が必要です。
例を出してみます。
この写真の中から「四つ葉のクローバー」を探してみてください。
何枚か見つかりましたか。
では,その四つ葉クローバーがどこにあったのか,どうやって表現しますか?
教室のテレビだと,「[ここ]と[ここ]と[ここ]にある」というように,指示語や指差しなどのジェスチャーで考えを表現できますが,オンライン上だとどうでしょうか。マウスカーソルやポインターを操れる状況であれば指示語も使えそうですが,少し伝わりづらいかもしれません。
指示語や指差しは,場を共有できない場面では非常に使いづらい
オンライン授業を通して見えたことです。
では,位置を示す言葉を使うとどうなるか。「右の方に1枚と,左の方に1枚…」というような表現になります。上下左右などの言葉である程度共有できますが,量的なものが示されないのでやや不確かです。
そこで,こういった教材を考えました。
ボタンを押すと,画面上に数字を表示できるようにしました。
位置にラベルをつけることで,「13番の右側にある」など,情報をより共有しやすくなります。
こちらの教材です。見てみてください。
また,この数表だけ,PowerPointの機能をそのままにスライドに貼り付けることができます。
「間違い探し」や,「写真から○○を探そう」などにも応用できそうです。
このようにPowerPointにコピー&ペーストをするだけで機能を使えるようになる部品に「TU Parts(チュー・パーツ)」と名付けて配布しています。
よかったら,ご自身のPowerPointスライドにコピペして使ってみてください。
コピペしたスライドには,簡単な設定をするとより使いやすくなりますので,こちらを参考にしてみてください。
オンラインで活用できるプレゼン教材
他にも,オンラインで活用しやすそうな教材をピックアップしてみました。ダウンロードして,使いたいページをコピー&ペーストで自分のスライドに貼り付けるとすぐに使えますよ。ゲームのようなものも多いので,授業の最初などに使うのも楽しいです。
オンラインでの活用を意識したTU Parts
これらのTU Partsは,オンラインでも活用できると思います。
オンラインについて書いたコラム
他に,このコラムで紹介していないものを貼っておきます。
Zoom等,オンラインツールを使うと,PowerPointを活用することが多いです。これからも,PowerPointの教材を作っていきますのでよろしくお願いします。PowerPoint教材の作成に興味をお持ちの方,一緒に作りませんか?興味のある方は「お問い合わせ」等でお声掛けください。
2020年度のコロナ禍の研究報告
研究成果をPDFで公開中です。情報活用能力育成についての研究,Zoom,Microsoft Teams,ロイロノート・スクール,PowerPoint等のICT活用についてもご紹介しています。ご覧いただけますと幸いです。
https://www.educ.kumamoto-u.ac.jp/~futoku/kenkyu2020-data.html
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